予算から市政の課題が見える!!

〜 <ぴよぴよ日記 パート7・議会定例会を終えて> 〜

初の定例議会が終わりました。上程された議案は補正予算も含め14件、陳情・請願は27件、さすが課題山積みの小金井市政、ごみ問題に関する市長責任の追究や新市庁舎問題をめぐる議論等で、定例議会が終了したのは深夜1時を回っていました。

予算の審議では面白いことが多々発見できました。市の事業には、国や都からの補助金で行われる事業がたくさんあります。補助金を取るために、市の職員も頑張っています。しかし国や都の言いなりで予算を使うのではなく、市がきちんと方向性を持って企画提案し、小金井にふさわしい事業展開が必要だと感じました。

委員会や本会議でのトピックスを報告します。

●駅前に民間保育園が二つ! (都の補助金)→可決
・来春、武蔵小金井駅前北口と南口に、民間の認可、認証保育園が出来ます。現状117名の待機児童を減らすことが目的。子どもが育つ環境としてどうなのか、気になります。子どもの育ちをしっかりと守る環境整備と事業者への指導を要望しました。
●学校のTVがデジタルに!(国の補助金)→可決
・来年度までに、全小中学校の各教室に地上デジタル対応の50インチプラズマを配備します。将来は電子黒板も目差すとのことです。今回は国から予算が下りるとはいえ、小金井の現状ではTVより学校図書を充実させて欲しいものです。
●オリンピックムーブメント事業(都の補助金)→反対したが可決
・FC東京のサッカー教室はまだしも、オリンピック経験選手を招いてのトークショーに290万も使われます。国威発揚目的のオリンピックではなく、スポーツ予算として使われるべきです。
●新庁舎建設基本構想(市の予算)→可決
・ 新しい庁舎建設場所を、蛇の目跡地やリース庁舎も含め検討するための「新庁舎建設基本構想」策定に賛成討論を行いました。駅前市庁舎には反対ですが、建設場所の比較検証を蛇の目跡地やリース庁舎も含め公正に行うことと、その結果は市民参加で作る「新庁舎建設の基本方針」に生かすという行政の答弁を評価しました。
●ハケの道入り口の緑地を市有地として保全!(陳情)→採択
・通称「ほたる緑地」が国から入札に掛けられています。保全を目的に、一部は民間でトラスト運動も起きています。はけの水と緑の確保、市民運動の高まりなどを根拠に賛成しました。