見えない敵は放射能だけではない!

原子力を選んだことに責任のない子どもたちを守ろう!

東京ネット協賛・第2回核・原子力のない未来を目指す市民集会@台東 に参加しました。

会場は、全校から集まった700人を超える参加者の熱気でいっぱいでした。
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表 中手聖一さんは、「選択的避難」の必要性を訴えます。福島原発事故当初、福島の人たちは、そこで何が起きたのか、正確に知らされませんでした。国や東電は「ただちに健康に影響はない。不要不急の外出を控えるだけでよい」そう、繰り返し報道しました。

会場から手を挙げた参加者は、爆発のあった3月15日の昼も、何も知らされず、子どもと一緒にガソリンを買うために外で並んでいたそうです。倦怠感や皮膚の湿疹など、体調の変化を心配されていました。

「誰かが福島を(情報操作で)支配している。見えない敵は放射能だけではない。」
放射線の感受性の高い子どもたちを被ばくから守り、教育の権利を確保するための『サテライト疎開』を、中手さんは提案しています。自治体間で連携し、国がその支援を行うことが求められます。

最後に、京都大学原子炉実験所・小出裕章さんは「人々が普通に生活する場が、放射線管理区域以上に汚染されてしまった。この事態を許した大人として、私たちはどう生きるのか? 原子力を選んだことに責任のない子どもたちを守ろう!」会場からは拍手が鳴りやみませんでした。

この責任は国と東電にあることは間違いありません。しかし、原発建設を許し、便利な生活を享受してきた私たちにも、この事態を看過してきた責任はあるのです。

私たち一人一人が声を挙げ、出来ることを真摯にやっていきましょう!
次の世代へ、少しでも安全な世界を手渡すために。