わんぱくプレーパーク開催中!

子どもを呼び込むハイジブランコの歓声

さて子育て世代からの陳情、第3弾はプレーパーク常設化を求める陳情です。

今週は、第38回目となる「わんぱく夏祭り」が、武蔵野公園くじら山原っぱで開かれています。 わんぱく夏祭りは、まさに年1度のお祭り。およそ10日間、野川とくじら山の原っぱを昔と今の子ども達が占領し、小屋を建て、泥んこになって遊びます。 http://members.jcom.home.ne.jp/wanpaku-natsu/

くじら山下の雑木林では、同時にプレーパークが開催されています。普段は火・金+月に1回土曜開催ですが、わんぱく中は毎日開催。 明日と明後日は名物「光る泥団子」ワークショップ。 http://blogs.yahoo.co.jp/waratotsuchi/folder/1195110.html

わんぱくが『ハレ』の祭りなら、プレパは日常、『ケ』の遊び場です。 子どもにとって、食う、寝る、遊ぶ、は生きる上で欠かせないもの。 この『遊ぶ』、が子ども達の日常からどんどん奪われていくことに、痛みと憤りを感じてきました。 私たちが子どものころに有った、群れて遊ぶ空き地や原っぱ、お隣さんちの敷地でも入り込んで遊べた寛大な地域社会。 これを奪ったのは都市化の進行であり、効率やスピード、経済を重んじる大人社会。

奪ったものは返さなくてはならない。子ども達に。

プレーパークの常設化は、私たち活動を重ねてきた者たちの願いであり、未来の子ども達へ手渡す希望でした。 市民団体も、粘り強く行政や市長へ要望、提案など働きかけてきました。 私の一般質問でも、市長の「どこで出来るか、場所を考える」との答弁があってから、3年近くたちます。

今回の陳情は、プレーパークの親子広場に参加するママたちから出されました。 今まで議会など縁のなかった若い子育て世代が、この活取り組みの広がりを願って、陳情・陳述というアクションを起こしたのです。

これは先の二つの陳情にも言える事ですが、若い世代に暮らしを良くするための手段として、政治を使っていくしなやかさが生まれています。

怒りや憤りからであっても、それを個人のものから社会のものへと視点を広げていけば、市民が主体となったまちづくりに繋がります。

厚生文教委員会での審査結果は、他市の取り組み状況などの資料請求があり、継続となりました。 発言議員の誰もが賛成しているのに、「常設で出来る場所が問題、子ども部局では答弁できない」 という不思議な委員会でした。

今までは散々予算がないと言っていたのに、常設化に当たり管理をどうするかが問題となるそうです。

しかしこれまで話に出てこなかった「各課検討委員会」という場で、どこなら可能か検討する、と前向きな答弁の出た一歩ではありました。 これからも、市民と共に行政への働きかけを丁寧に行い、市民も行政も互いに「いい仕事」を共有できる関係性へと進化させなくてはなりません。 「いい仕事」はもちろん「いいまちづくり」へつながるわけですから。