★秘密保護法 強行採決!!~あきらめてはいけない!!~

 

野見山のぶよしさん、青木ひかるさんと。

 

 

特定秘密保護法案は、今日26日午前11時に衆議院特別委員会で強行採決された。自公の両与党とみんなの党、維新の会との『修正案』を、自民、公明、みんなの党の賛成多数で可決した。25日の福島公聴会での意見を踏まえず、修正案の審議もほとんどしない中での採決で、野党の反発は強まったが午後の衆議院本会議でも可決。

しかし、修正に加わった維新の会は「審議が不十分」と退席。みんなの党からも3人が退席、反対した。維新が設置の検討を求めた第3者機関については、首相は明言しないままであり、みんなの党の議員は、「政府の都合の悪い情報に関する内部告発者を守るという概念が欠けている。」と、取材に語っている。このように、修正に加わり賛成する立場の党や議員からも離反される法案を、数の力で強行採決した事実は許しがたい。歴史に残る暴挙だ。

 21日の日比谷野外音楽堂での大集会には、1万人もの人々が「秘密保護法反対」の声を上げるために集まった。私も小金井から、市民アクションで行ったシール投票のボードを持ち、国会請願デモに加わった。

「市民は黙っていない!」と、一人ひとりの思いがこもった『反対』の赤いシールで、ボードは一杯に埋め尽くされ、デモの参加者からも注目を浴びた。出版労連など言論、報道関係者の参加も目についた。

 知る権利、報道の自由、そして放射能事故に学ぶ情報公開の重要性がまったく保障されていないまま通過した秘密保護法。法案は参議院に送付され、12月6日までの会期中に成立する可能性が高くなった。

あきらめてはいけない。あきらめている場合ではない。もし法案が成立しても、私たち市民は廃案を求め、情報公開を求める声を上げ続けることが大事だ。

戦前の、治安維持法の時代に逆行させてはいけない。『秘密にしてはいけないこと』を国に明らかにさせよう。それは安心して暮らせる未来を子どもたちに手渡す、大人の責任だ。