★みんなの学校〜大空小学校に行ってきました〜

20160210厚生文教委員会

【みんなの学校】大阪府池田市 大空小学校を視察してきました!
大空小学校の約束はたった一つ。
『自分がされていやなことはひとにしない 言わない』
全教職員のチーム力で、全ての子どもの学習権を保証する学校作り。
なぜこんな学校が実現出来たのか、
厚生文教委員会のメンバーと、市教育委員会・指導室長補佐、自立生活支援課長、
議会事務局主任 総勢10名で伺ってきました。
ゾロゾロと大勢で押しかけて迷惑ではないのかなと、内心心配でしたが吹っ飛びましたね。

駅から歩いて大空小学校に向かいました。登校中の児童と一緒に、校門から玄関
に入りましたが、子どもも大人も『挨拶』が元気。みな、顔を見て挨拶してくれ
る。校門で子どもたちに、ひときわ元気に『おはよう!』と声をかけておられた方が校長先生でした。
今朝は『Birthday Message 集会』
講堂に集まった全校生徒の前で、今月生まれの子どもたちが一人ひとり自分の夢
を紹介します。『イチゴが好きな1年ゆめ組の○○です。私の夢は看護師になる
事。何故ならお母さんが看護師だからです。』って具合に。ビックリです。小さ
な一年生が堂々と話すだけでなく、まだ転校してきたばかりで恥ずかしいからと、
友達が代わりに紹介してくれる。そしてそれを聞いている子どもたちは、全然
『整列』とかしていないし。でもちゃんと、20人以上の話を一人ひとり、だれたりしないで集中して聞いている。
後ろの方では講堂に入りたくない子どもが何人か、先生なのか地域の方なのか、
大人と一緒に観ていたり、立ち歩いたり。おそらく誕生月の子どもたちの保護者
の方々とおぼしきママたちも後方でニコニコと拍手している。
そして最後に私たちもアーチに加わってと促され、誕生月の子どもたちをハイタッチでお見送り。
市議仲間の岸田さんが、何と本日38回目のお誕生日。もちろん前に出てご自分の夢を紹介し、全校生徒から拍手とハイタッチで祝福されました。
彼の感想が、素晴らしかったです。
『全員から祝福され、これは自己肯定感があがりますよ!』
その後、今回は無理と聞かされていた、子どもによる学校案内『ナビ隊』も、ま
さかの実現の運びとなりました。私もマンツーマンで5年生の女子に案内しても
らいました。ほんとに楽しかった!!
校長室から続く教員室。『ここはいつも先生が必ず一人はいるから、困ったとき
はいつ来てもイイの。授業中でも。私も3年生の頃は時々来たよ。今は来ない。』

「私は大切な存在。だから困ったときは大人に助けてもらえる。」そんな心が大空小の子ども達には育っているんだなぁと、胸が熱くなりました。

各教室の机の並び方は、みな少しづつ違う。でも、いわゆる「講義形式」はどこも無かった。子ども同士の顔が見える並び方。
そして各階には日当りのいいオープンルームがあり、クールダウンしたり、寝そ
べって本を読んだりして過せる。
この学校なら、不登校の子どもはいないと納得。短い時間だったけど、映画だけ
ではつかみ切れない先生方と地域の風通しの良さを感じる事が出来ました。
「感激しました!でもわが市では残念ながら無理ですね。」
「出来ないと思ったら出来ないよ。誰かが『出来る!』と思ったから出来たんだよ。」
こんな会話を交わしながら、帰路に付いたのでした。