★武蔵小金井南口、95mのビルが二つ?!~第2地区の市街地再開発事業を巡り~

2014年5月21日 01時22分 | カテゴリー: まちづくり・防災, 環境

 

★武蔵小金井駅南口第2地区の市街地再開発事業について、425日に市主催の市民説明会が開催されました。ここでは市から都市計画案についての説明があり、市民からの質問を受けました。その中で、財政面や環境への影響などの説明が不十分だとの指摘や、計画への市民参加を求める声があがっています。更に第二地区の権利者の中でも、この説明会の案内が届かなかった人がいることも判明しました。

この会場で出された市民の意見は、計画案への疑問とそもそもの手続きへの不信、そして再度の詳細な説明会開催を求めるものがほとんどでした。

議会でも全員協議会で市長や部局からの説明はありましたが、財政見通しや都市計画案への疑問、市民参加の有無についてなど、納得のいく答弁は得られていません。

このような状況を踏まえ、各会派から市長や担当部局に充てて、意見を出すことになりました。

会派生活者ネットワークは以下のように意見を述べました。

 

1)          まず本計画への市民参加の不備を指摘する。計画への市民参加は、都市計画マスタープラン作成時にあったとしているが、マスタープランと個別プランとは別物である。地権者組合施工といえどもこの第2地区は、市長が「小金井の顔」と呼ぶように駅に近く市民への影響も大きい地域である。又隣接する小金井街道沿いの商店街や北口商店街、駅南口のマンション住民などへも、商業面、環境面共に深刻な影響が予想される。このような案件では権利者だけでなく、広く市民に情報の公開と意見の聴取を行って、計画素案の作成段階から市民参加で行うべきである。

2)          小金井市が財政面でも危機的状況にあると、市長は繰り返し述べている。その中で市負担が15億円との説明である。そのような状況であれば、本計画が状況をさらに圧迫しないか、身の丈に合ったものであるのか、市民が不安を持つのは当然である。新庁舎や新ごみ処理施設、福祉会館の建て替えなど、大型の施設建設が射程内に入っている。見えているところだけでも財政見通しを示して、市民の理解を得る必要がある。

3)          本計画案では95m級の超高層ビルが2棟建つが、国分寺崖線の延長線上であり環境面での影響が懸念される。景観的にも水と緑の小金井にふさわしいとは到底言えない。680戸の高層住宅部分の住民増による、小中学校等への影響調査や対策も行っていない。住民増は歓迎すべきことだが、超高層住宅では高層階の住民ほど外出回数が少なくなる、との懸念もある。歩いて暮らせるまちを目指す観点からも、超高層ビル及び住宅には反対である。

4)          地下水への影響や、ビル風、日照など、環境負荷に対する従前、従後にわたる継続的な調査を求める。現在、井戸水、野川、湧水の各調査が行われているが、再開発との相関性を計れるようなものにはなっていない。しかし、降雨量と流量や水位との関係については報告書で触れられている。このことからも、降った雨をいかに地中に戻すかが、地下水の保全にとって重要な事かわかる。再開発と関係性が深いと思われる井戸を選別して、または、新たな観測井戸を設置して、開発前後で地下水にどのような影響があるのか、調べていくことを求める。

5)          風環境について、第1地区でシュミレーションを行ったのであればその検証結果を市民にも示すべきであり、今後も継続的な調査を求める。

 

425日の市民説明会で求められていたように、再度の市民説明会の開催が必要です。準備組合と周辺住民、駅周辺利用者など市民との意見交換の場も設定すべき。そのうえで計画案を見直し、関係者とも丁寧に合意形成を構築しながら、第2地区のまちづくりは進めるべきだと考えます。