★高校生から取材を受けました~玉川上水の樹木伐採について~

小平市にある私立錦城高校 映画研究部の生徒さんからのインタビューを受けてきました。

 2019年の「玉川上水の緑と桜〜ケヤキ伐採現場に立ち会って〜」のサイト記事を読んだと、部長さんの連絡がありました。

玉川上水の小金井桜について取材し、その内容をドキュメントし「全国高等学校総合文化祭」に提出したいとのこと。若い高校生が、樹木伐採に関心を持ってくれるなんて素晴らしいことです。

「小金井玉川上水の自然を守る会・こだま」の仲間たちもビックリ。直ぐに資料を集め、メンバーと一緒に錦城高校まで出向きました。

驚いたことに錦城高校の映画研究部は、これまでもNHKコンクールドキュメント部門などで、第2位に輝くなど、名誉ある実績を誇る名門校でした。

かつてNHKで第2位になった作品は、小平市の玉川上水にかかる都市計画道路問題をテーマとしたそうです。その方たちと、私たちの「こだまの会」も繋がりがあり、そのご縁もあって小金井市の樹木伐採にも関心を持ってもらったようです。そして顧問の先生も、これまでに8回もの全国コンクール受賞実績をお持ちの、スーパー顧問だったのです。

 

インタビューの主な内容は、以下の通り。

・玉川上水で樹木が伐採されていることについてどう思うか?
・玉川上水を最終的にどのような場所にしたいか?
・どのような活動をされているのか?
・活動のきっかけは何か?
・高校生に伝えたいことは?

小金井市サクラの周辺事情もよく調べていて、またインタビューも的確で話しやすく感心しました。すでに小金井サクラを守る活動をされている方からもお話を聞かれていました。

小金井市が桜の整備計画を作って早10年。地球温暖化の進行は一層深刻で、CO2削減のためにも緑は増やさなくてはならない時代です。

また異常気象の影響で、大型台風が毎年のようにやってきます。桜の風害木の本数は、小金井区域は他地域の7倍にもなっています。

小金井サクラが名勝に指定されたのは大正時代。五日市街道の排気ガスも、小金井公園の桜もない時代です。

そろそろ時代に合った管理の仕方、できる限りの桜と緑の共存を探っていく見直しの時期ではないかとの私たちの考えは、高校生たちや顧問の先生にも共感を頂きました。

このドキュメント作品は、全国で300校ほどの応募がある中でも上位入賞する自信があると、顧問の先生は仰っておりました。

なんとも頼もしいことです。

嬉しい連絡待ちの、楽しみが一つ増えました。