公共施設では合成洗剤を使わないはずの小金井で、一番多く使われていたのが、学校だったのです。
体が小さく、化学物質の影響の受けやすい子どもたちが過ごす学校で、エデト酸塩やバラベンなど、指定成分が含まれた洗剤が使われていたなんて!
なぜこのようなことになったのか、質問しました。
一括購入品は、管財課がメーカーに問い合わせ、<合成洗剤ではない>と確認して購入したと言います。
市が一括して購入する洗剤以外に、学校が独自に注文していたこともわかりました。
私もあるメーカーに電話して聞き取り調査を行いました。
このメーカーの製品には
<エチドロン酸が含まれているが割合は公表できない、表示は石鹸です。>
ようするに、<界面活性剤は合成ではないから、合成洗剤ではない>と答えたのです。
石けんの界面活性剤は⇒脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムのみです。この2つだけが分解性があるのです。その他の界面活性剤は分解しにくいものなのでこれを合成界面活性剤といいます。
しかし、防腐剤などの添加物は名前に隠れて見えません。
チェックするはずの環境政策課でも、しっかり成分までは確認していないことも判明。
今は学校で独自に買わず、一括購入の手洗い無添加石鹸を使っている。今後は合成洗剤を使わないように、と、学務課から学校へ伝えたこともわかりました。
しかし、今ある在庫の洗剤類は「まもなくなくなる、時間の問題」とは!
そういう問題ではないでしょ!!!
子どもたちの命を預かる学校です。
市内でも14店舗で無添加石鹸は扱っています。すぐ手に入るのだから、石鹸に切り替えるように要望しました。←現在は16店舗。
このような混乱を防ぐためにも、明確なわかりやすい方針が必要です。
「庁内の指針がない中で、各課の行動がぼやけると反省している。今後は(有害化学物質を)チェック出来るよう体制をとりたい」
と、環境政策課からは前向きな答弁が♪
この後は建設環境委員会で、石鹸指針の提案や行動指針のチェック体制、職員への石鹸研修など、しっかりと確認していきますよ!
●もう1点の質問は、高齢者・障害者を在宅で介護する家族への支援についてです。
晩婚・少子化の影響で、独身の子どもが一人で介護と仕事を抱え込むケースも珍しくありません。
介護疲れや孤独な介護から、虐待や殺人などの悲劇を生まないためにも、在宅で介護する家族の負担を軽減する施策が必要です。
家族会の充実には、自主グループや男性の参加を促す取り組みを、そして、地域の力を生かす訪問や電話でのお話ボランティアを広げないか、要望しました。
又、介護の24時間体制の仕組みも重要です。
緊急対応のショートステイ、夜間の訪問介護事業も、当事者の声を聴きながら充実させるように、提案・要望しました。