子どもの育ちを支え、子どもが自ら伸びる力を発揮できる環境づくりは、大人の責任です。今地域から、安心して群れて遊べる時間、空間、仲間がなくなっています。
そんな中、木登りや焚火、秘密基地づくりの出来る「けがと弁当は自分持ち」が合言葉のプレーパークが、市民の自主的な活動で始まっています。塾や習い事で忙しい子どもたちにも、自由な遊びの時間を返してあげたい。その思いから、いつ来ても遊べる常設の遊び場を、市民とともに作らないか、訊ねました。
子どもが自分の責任で自由に遊ぶには、それを見守り遊びを促すプレーリーダーや、地域との連携を育む世話人の存在が欠かせません。議会で市民の自主活動の限界を訴え、市民協同での遊び場作りを提案すると、市長からは「市内のどこで出来るか、研究する」と、前向きな答弁が得られました。遊びは子どもの最大の権利です。子どもたちの遊びたい気持ち、のんびりしたい気持ちを守ることができる居場所としてのプレーパークを、行政の責任で常設化することが待ち望まれます。