当日、別件「市民参加条例案」に修正案が提出され、それをめぐって冒頭から紛糾、実際の審議が始まったのは、22時25分。この8年あまり様々な形で「子どもの権利条例」の策定を願い、関った市民の方々が議場へ集まり、「小金井市子どもの権利に関する条例」の成立の瞬間に立ち会うことが出来ました。
全国各地から、多摩地区初の「子どもの権利条例」の成立を喜ぶ応援メッセージが寄せられました。タイトルに「権利」を復活させ、「健全」を修正させたことを評価し、市民の粘り強さに励まされた、という声が印象的でした。
子どもたちの置かれている環境は、ますます多様性を帯び、虐待、いじめもまた複雑になっています。おとな社会の混乱、不安が、声をあげにくい子どもたちに覆いかぶさる現実を許すわけにはいきません。
この条例ができてからが、真に私たちおとなの力量、覚悟が問われることになるでしょう。
子どもの最善の利益を優先する第三者機関である「子どもオンブズパーソン」の制度を提案し、実行性のある施策の制定に取り組んでいきます。