里山便り~新緑の古民家やまとやとソーラーシェアリング~

土壁の古民家で、蕗の皮むき

かまどで蕗を煮ています。煙が目に沁みる~

選挙、事務所引っ越しとドタバタの日常を離れ、アクアラインを越え行ってきました、新緑輝く古民家「やまとや」。

「やまとや」は市原市にある祖父母の家の「屋号」です。まずは掘り抜き井戸のお掃除&かまど設営。敷地内に自生する大量の蕗を煮て帰ろうという作戦です。

この家の維持には誰よりもこだわりのある母でしたが、年を取った今では畳の拭き掃除などは無理になり、今回は私と友人と従姉の3人が大掃除部隊です。しかし腰をかがめた井戸桶の掃除の後、大鍋をかまどまで運んだとたんに腰がビビビッと反応!都会生活では、如何に背筋・腹筋を使っていないことかと、思い知りました。

しかしたき火はお手の物の老母と、腰痛トホホ娘の言いたい放題コンビネーションで、しっかりと美味しい蕗が煮挙がりました。

今回、市原行のもう一つの目的は、市内に最近できている「ソーラーシェアリ

ング・農地発電所」を見てくること。

http://www.d3.dion.ne.jp/~higashi9/haihukWhjpg.pdf

「ソーラーシェアリング」とは、農地の3メートル上空に細長い太陽光パネルを斜めに設置し、農作物を育てながら同時に太陽光発電を行うものです。耕作放棄地でなければ、農地法で規制されている転用には該当せず、農地での発電が可能となったそうです。これによって、農作物収入だけでなく売電収入も得られれば、若者が農業に希望を持ち、自給率アップにもつながればと期待が膨らみます。

今回は皆吉の現場を見てきました。まだ農地には作物の芽が出たばかりの状態でしたが、上総鶴舞の現場ともども実家からほど近く、次回は詳しいお話を伺って来ようと思います。