農場プレイパークへようこそ

農場プレイパークへようこそ
 子どもに自由な遊び場をつくろうと、5年前に「小金井にプレイパークを作る会」を立ち上げました。現在定例で週2回以上学芸大學の校内や野川のくじら山の雑木林で開いています。
 今年11月、小金井市の環境市民団体が主催する環境博覧会で『農場プレイパークパート2』「農と遊ぼう!食べよう!」などを行いました。学芸大学内の農場(環境実践施設)にはたくさんの子どもたちが集まり、環境紙芝居や、『田んぼの時間』の「収穫祭」を楽しみました。
 また、プレイパークの仲間と一緒にベーゴマ、剣玉などの「伝統遊び」や、今や懐かしいオヤツ、「べっ甲飴」「カルメ焼き」に夢中。カルメ焼きは大人にとっても初めての体験、七輪を囲んで今か今かとタイミングを計ります。子どもたちは順番を待ちながら、真剣に挑戦。実験でもしているかのように、何度も気が済むまで繰り返していました。
 「農のある風景」の中で子どもの歓声を聞いていると、なんとも暖かな安らぎに包まれます。手間隙かけて作ったおやつは、ちっとも効率的ではないけれど格別なおいしさです。真剣にコマの紐を廻すお父さんが印象的でした。
 農場脇の施設内では、地域の方による「小金井の風景で遊ぶ 爺ちゃんが語る思い出話」がありました。地元では有名な機関車やパノラマつくりの名人。何も無い時代に、遊びたい一心で其処にある材料で作った機関車や線路つくりの楽しさ、豊かな風景に育まれた豊かな思い出。大人も子どもも、身近な素材や環境に眼を向け、普段の暮らしに取り戻す必要を痛切に感じます。

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