「村全体が大きな家」!

「小金井のプレイパークを作る会」が法末集落へ

今年1月、過疎高齢化の集落を訪ね、自然や伝統文化を守りながら地域活性化に取り組んでいるお年寄りからお話を聞いて、これからの小金井のまちづくりに活かしていきたいと思いました。
 今年も「小金井にプレイパークを作る会」では、子どもたちと一緒に新潟県法末(ほっせ)集落を訪ねました。

これは、文化庁の助成事業、『伝統文化子ども教室』の一環です。集まった小中学生19人の子どもたちを引率しました。法末集落は、新潟中越地震で大きな被害を受けた山古志村の隣に位置する過疎高齢化の集落です。廃校になった小学校を宿泊施設にして地域活性化に努力を重ねてこられたそうです。震災後は都市計画化協会の復興支援プロジェクトとして、プランニングエイドの方々が交流型の農業体験企画などを立ち上げました。
私たちプレイパークの会も、子どもに農の文化、遊びを伝えたいと、集落のお年寄りとの交流を楽しみに今年で3回目の訪問となります。大きなかまくらや雪だるま、雪の遺跡!も作りました。 長老さんに教わる「鳥追いのうた」。歌いながらわらぼ(う)しを被り、拍子木を打ち鳴らして集落を練り歩きます。小正月行事『賽の神』の準備を見ながら、餅花と一緒にみずきの木に吊るす恵比寿様やおたふくの形をした餅も焼かせてもらいました。 
 宿泊施設「やまびこ」では、春から夏にかけて採った山菜を丁寧に保存して、また戻して作られた郷土料理が並びます。 お米の味はモチロン天下一品、私たち世話人はこの手料理も大きな楽しみです。私たちは、雪遊びとともに集落の元気なお年寄りの笑顔に会いたくて毎年出かけていく気がします。
 参加した中学生の「村全体が大きな家のような感じでした」と言う言葉が嬉しく印象的でした。