都議会議員選挙を終えて

<ぴよぴよ日記 パート8・目からウロコの 金融と平和、そしてエコロジー>

7月12日は都議会委議員選挙でした。
小金井ネットは杉並の候補者、坪井まりさんの応援に入りました。残念ながら当選ラインに届かず、本当に悔しい思いです。
しかし、この経験は多くのことを教えてくれたとも、実感しています。

坪井まりさんは東京コミュニティパワーバンクという、新しい金融の仕組みを立ち上げて活動しています。大手の銀行ではなかなか融資してくれないNPOや社会貢献を目的とする市民活動団体に、地域の中で必要な「支えあいの仕組み」として、市民自身が作った「市民金融」です。
多くの市民から融資してもらった約1億円の原資を元に、地域の人々が気軽に立ち寄れる場にもなった障害者の働くカレーショップの立ち上げや、派遣切りにあった若者やDV被害から逃げてきた親子が一時的に身を寄せる家屋を借り上げて、就労支援から再スタートできるように支援する事業などができています。

今この時代に必要な仕組みを、必要と感じている市民自身が作り上げる。
そのために必要な資金も、自分たちで集め、自分たちで融資する。
お金が地域を循環し、地域が豊かになっていく。なんと潔い仕組みでしょう。

大銀行に預けた私たちのお金の使い道、私たち自身は知っているでしょうか。
知らないうちにそのお金は軍需産業に融資され、戦争地帯の子どもたちの命を脅かしているかもしれないのです。

なぜ戦争が起こるのか?それは、世界の石油エネルギー、核エネルギーを握ることで自国が有利に立とうとするからです。
だったら・・・石油や原発に頼らない暮らしに変えたら・・・

エコって、私たちの暮らしや地球環境にイイだけではなかったんだ、環境を守り社会全体で自然エネルギーに転換すれば、世界から戦争をなくせるかもしれない、と、気づいたのです。
金融と平和、そして環境問題が深く結び付いていることは、今回坪井さんを応援する活動で初めて知りました。ショックです。でも目の前が明るく開けたショックでもあります。

(これっていわゆる、目からウロコ、ですね)