新庁舎も駅前ホールも、武蔵小金井駅南口の再開発と絡んでいます。地権者、小金井市、JR、施工者である都市再生機構(UR)などが其々の権利や主張を複雑に絡み合わせてきた経緯があります。
今議会では、これらに関しての陳情が14件、ゴミ問題他をあわせると全部で51件もの陳情が寄せられ、小金井名物・深夜議会も5回に及びました。
●ごみ処理は、どうする?
二枚橋衛生組合は3月で解散され、二枚橋跡地を新処理施設にしたいと、住民説明会が開かれました。
しかし、この間1年以上も住民には何の説明もなく、ごみ処理方法の明確な方針も示されていません。
丁寧な情報公開の元、ごみ処理のあり方をきちんと議論し、非焼却の検討をすすめるべきです。
●市庁舎は、どうする?
新市庁舎建設についての市民検討委員会が始まりました。どこにどのような庁舎を建てるのか早急に検討し、一刻も早く高額なリース庁舎は返上する必要があります。
リース庁舎は5年契約のため、3年後の2013(平成25)年には3度目の更新を迎えます。
それまでに新しい庁舎を建てる必要があるのに、市長が出したスケジュールは3回目の更新を見込んだものでした。
1日100万円も掛かるリース庁舎、これ以上の無駄使いは許されません。
●駅前ホールは、どうする?
駅前ホールの建設は議会の承認を得ていない、つまり市の正式な依頼のないままに建設中だということを、ほとんどの方が知らないのではないでしょうか。駅前の再開発とあわせて着工することで得られる交付金を大きな理由として、市と都市再生機構が建設を進めてきました。
駅前の地価や建設費のかかる場所に建てることから、578席で成人式も連合音楽会も敬老会も1回では出来ず、維持費は年間2億3000万円もかかるホールの取得は、本当に小金井市民にとって良いことなのか疑問です。