給食の指針は、市民参加で策定せよ!
厚生文教委員会、子育て世代の3つの陳情から その2
小金井の学校給食は、出汁も昆布や鰹節からとり、カレールーも手作りです。遺伝子組み換え食品は使わず、地場野菜もだいぶ取り入れられるようになりました。
もちろん、公共施設では合成洗剤を使わないことになっていますから、給食室でも基本は石鹸使用です。
全小中学校共に自公式給食ですから、調理師さんや栄養士さんのお顔が見えます。トウモロコシの皮をむいたり、ルバーブをポキポキ折ってジャム作りを手伝ったり。
美味しいだけでなくたくさんの大人と関り多様な経験を持ちながら、子ども達の心と体を育む給食となっています。
そんな中で、中学校だけでなく小学校給食も民間委託するという問題が出てきました。市長は来年の4月に実施予定と答えています。しかしまだ、明確な方針を持たず労使間の協議もまとまっていません。保護者への説明もありません。
こういった背景の中で、学校給食の明確な指針を、市民参加で作ることを求めた陳情が、『給食を守る会』から出されました。
6月議会での答弁は、学校給食法が改正されたこともあり、指針は早急に作りたい。しかし市民参加の手続きを行う余裕がないというものでした。
本来は市民参加条例に則り、これまで同様市民と共に策定すべきです。
しかしどんなに余裕がなくとも、パブリックコメントにかけることは出来ると、私は指摘しました。
教育委員会内部で調整したいと、継続審議となっていました。
8/1の厚生文教委員会では、あっさりとパブコメ実施と答弁あり。
9月がパブコメ、10月に策定の予定だそうです。
全会一致で採択されました。
こちらに集まった署名は、6月議会からの分と合計してなんと、4331筆でした!!
今後はパブコメだけでなく、市民の要望があれば説明会も開くそうです。
給食食材の放射能測定も、市の事業として開始されますが、産地や納入業者の選定も武蔵野市などをお手本として研究し、内部被ばくを防ぐ視点で明確な指針となるように、しっかりと求めましょう!
市民の声を反映させた指針となるように、今後も働きかけを行います。