★ネット提案3つの意見書が採択~6月議会終了~
★6月議会が本日終了しました。
この議会では「憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認に反対する意見書」と、「九州電力・川内原子力発電所など原子力発電所の再稼働に反対する意見書」そして「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種者の副反応被害に関する実態調査と治療法の早期確立を求める意見書」の3本を、生活者ネットワークは提案しました。3本ともに、賛成多数で可決しました。このうち、集団的自衛権と川内原発の意見書は、共産党も同様の意見書をエントリーしたので、調整して一本化しました。
この【意見書の調整】は、賛成多数となるように各会派のお部屋を回るのですが、なかなか奥が深いのであります。
◎集団的自衛権の解釈改憲については、3月議会でも反対する意見書を国会に提出していました。しかし、安倍政権の独走はエスカレートして、「閣議決定」という憲法をないがしろにする手段で、自衛権行使を可能にしようとしています。これについては元内閣法制局長官の阪田雅裕氏はじめ、歴代の自民党の要職にあった方々も「安倍首相の暴走」に対する懸念を表明しています。
更に公明党も、解釈改憲には慎重な態度。であれば今回は市議会公明党も、そして自民党だって賛成する内容にして、前回よりも賛成を増やそうと、案文を練ったのです。ポイントは「解釈改憲」。集団的自衛権行使は必要だとする考えは、みんなの党はじめ若手議員にも多い。なのでそこはじっくり個別対応することにして、「解釈改憲には反対」の立場でまとめました。
結果は、なんと公明党が退席し、反対は自民5、改革連合1の6人。賛成は、ネット2、共産4、民主2、みんなの党2、市民自治1、市民会議1、こがおも1の13人。賛成を増やすことが出来ました。
◎「九州電力・川内原子力発電所など原子力発電所の再稼働に反対する意見書」も、これは自民党が賛成に回り、反対は公明党4と改革連合1の5人。18人の圧倒的多数で可決したのです。ここに至るには定例議会開催と同時に、市民からは「川内原発の再稼働に反対する意見書を国会に提出してください」との要望書が出されていたのです。これも議会の背中を押す力となり、又それに答えた小金井市議会でもありました。
こういうところが、小金井市民の凄いところであり、又小金井市議会のよさでもあります。
◎更に嬉しいことに、「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種者の副反応被害に関する実態調査と治療法の早期確立を求める意見書」は、自民党も改革連合も賛成となり、反対は公明党の4人のみ。これまで出したHPVワクチンの意見書よりも、大きく賛成数を増やせました。
次回は公明党にも賛成してもらい、副反応被害に苦しんでいる少女たちが一刻も早く救われるように、議会全体で国に求めていこうと思います。
まだ議会事務局から電子データーが届いていないので、意見書を写真に撮りました。
詳しいご報告は、近々開催する議会報告会で。ワイワイおしゃべりしながら、議会のことや市民活動のこと、国政のこと、皆さんで共有する会にしたいです。
お楽しみに♬