何故、小金井は暫定予算になったのか~小金井市議会 8会派合同市政報告会開催~
【初めての『合同市政報告会』】
小金井市議会は、当初予算を賛成2:反対21で否決。4,5月の2か月分の暫定予算となりました。
本来なら、議会終了後に「議会報告会」として開催すべきでしたが、その時点では全会一致となりませんでした。
しかし暫定予算となったのは13年ぶりの事。
このような異常事態に議会が何も説明しない、と言うわけにはいかないと声が挙がり、有志での「合同市政報告会」開催となりました。
暫定予算となった経緯、理由、今後の展望など、各会派から説明。出席していない会派もあり、お互いに批判しあう場にはしないという確認の元、4/29に開催されました。
会場からの質問は、質問用紙に書いていただき、回収後項目ごとにまとめて、参加した全会派から1分ずつ答える、と言うスタイルです。
全員で答える、という流れが決まったのも前日の夜の事。
一回派2分×8会派=16分 1時間の質疑タイムでは3~4人しか答えられないので、一回派1分にして、紙に書いた以外の質問も受けられるようにしようと、これは会場に来てから土壇場で流れを確認。
手法についても、会派によって考え方が違うのは当然なんですが、それを事前に「全会一致」させるのが至難の業。頭で考えての議論だと、どうしても制限を多くして「無難な方向」に流れます。
しかしその場にきてみると、結構皆さん、丁寧にお答えしようよ、という気持ちで臨んでいることがわかり、いわば当然のことなんですが、なかなか議会ではこういう人間臭い部分が、普段は見えにくい。
そういう点が、内側にいると感じられて、そこはちょっと良かったかなと思います。(二枚の写真は、頂いた質問をどうカテゴライズするか、超党派で作業中の風景(^^)/)
でも私が参加者だったら、きっと不満だったなぁ(;^_^A
自分が説明してみて、もっと短時間で的確にプレゼンテーションする能力を磨かなきゃ~!と痛感しました。。。
質問も、もっと自由にやり取りさせてよ!と言いたいしね。
でも反省点をたくさんいただけたことは成果です。
これをどう次に生かすか、繫げるか、拡げるか、70名もの市民の皆さまから頂いた議会の宿題だと思っています。
合格点には程遠くても、やってみないと分かりません。
同じ場で、同じ空気を味わう経験は大きな意味があるはずです。
議会活動も、地方議会においては、基本的には市民活動の一環だと考えています。
社会教育的な視点からも、異質なものがどのように活動を通して進化・融合していくのか、そしてそれを地域に市政にどう還元するのか、どのように市民満足度・幸福度、そして市民自治の向上につなげるのか。
まだまだトライ&エラーの中から、模索したいと思います。