子どもたちが主人公の社会科教育を! ~1/16教科書学習会のお誘い~

新しい年が始まりました。

今年のお正月ほど「平和」を意識した年はないかもしれません。 15歳で終戦を迎えた実家の母は今82歳、戦前の教育制度だけで育った最後の世代です。 戦争の愚かさを身に染みて語れる母たちが、現実にまだ生き暮らしているのです。 決して繰り返してはなりません。

暮れに認知症のディサービス施設「また明日」を訪問した折に、ひょんなことか ら戦前の修身の教科書復刻版を見せていただきました。 認知症のお年寄りは、今でも皆さん教育勅語をそらんじ、修身、修身と口をそろ えるそうです。 あまり皆さんが修身というので、どんなものか買ってみた、と、代表理事の森田 真希さんは言います。

手に取ってみると、小学校1年生からの教科書なので挿絵が多く、リアルに戦争 が身近なのです。

こうして「お国のために」勇んで戦場に赴く若者が育つのだなと、鳥肌が立ちま した。

もっとも初めに手を付けられるのは学校教育です。 今教科書が危ないのではないか、危惧する声が上がっています。 学校現場の状況を知り、私たちにできることを考えたいと思います。

ふるってご参加ください。

※当日は「復刻版・修身教科書」も展示します。

http://www.google.co.jp/search?q=%E4%BF%AE%E8%BA%AB%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8&hl=ja&tbo=u&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=shvnUMezAszxkAWXs4CIBg&ved=0CDsQsAQ&biw=1006&bih=762

 

  ● 子どもたちは学校の社会科の授業で今何を学び、これからどのような教育を受け ようとしているのでしょうか。自民党の憲法改正草案に「国防軍の保持」が盛り込 まれ、9条を変えて戦える国にしようとする動きがあります。教育の現場でも改 憲に向けた指導がじわじわと広がっています。   今回の学習会では、昨年まで都内の中学校の社会科の先生をしておられた黒田貴 子さんをお招きして、都立中学校などで使用している歴史、公民教科書の問題点 や教育基本法、教科書採択制度、管理の強まる学校の状況などについて、お話し を伺います。  

 ●日時 2013年 1月16日 (水) 14時~16時  

 ●場所 前原暫定集会所 B室(保育室有り1月9日までにお申し込み下さい)

●  講師 黒田貴子さん(元中学校社会科教師)  

●資料代 300円    

● 主催 小金井・生活者ネットワーク 平和部会(担当:中嶋)  

●連絡先電話 387-1068