★憲法96条の先行改正に反する意見書採択!!
~ネット提案2つの意見書~
9月 24日は9月議会前半の最終日、ここで議員から提案されている国への意見書の採決がありました。
今回、生活者ネットは2本の意見書を提案しました。
1つは共産党との共同提案で「議員案第33号 福島原発事故の収集宣言を撤回し、政府の全責任での汚染対策を求める意見書」。
もう一つ、6月議会で議長採決の結果1票差で否決された「憲法96条の改正に反対する意見書」を、表題のように『先行』の2文字を加えてリベンジを図りました。
『小金井市議会は96条の改正反対に反対』なんて状態は、とてもじゃないが放っておけなかったからです。
全国の事例を調べ、前回小金井市議会では反対した公明党に対し、新潟市で公明党も賛成していたものと同じ意見書案文で提案しました。結果は何と、小金井公明党の4人も賛成になり、採択となったのです!
反対は23人中自民党5人と、議長会派の改革連合1人の6人だけ。全会一致にはなりませんでしたが、ホッと、ひとまず肩の荷が下りた気分でした。
更に驚いたことに、96条より簡単に通ると思われた「福島原発汚染水」対策を求める意見書は、退席3(自民1、民主2)反対9(自民4、公明4、改革1)賛成11(共産党4、みんなの党2、ネット2、市民自治1、市民会議1、こがおも1)と、分かれたのです。結果、賛成11対反対9でこれも通過しました。
意見書の提案・調整に各会派を回っている最中に、2020東京オリンピック開催が決まりました。
安倍晋三首相はこの汚染に対し「状況はコントロールされており、まったく問題ない」と発言しました。これは容認できません。
急遽、この発言とそれは容認できないとの見解を付け加えました。
しかし、容認できないとなれば安倍首相が嘘つきだと市議会が指摘することだとの意見もあり、結果、首相発言という事実だけ載せることにしました。
いくら言いたいことを主張しても、主張しただけで終わっては意味がありません。
議会内で賛成を取り、政府へもきちんと働きかけるためには、議員同士のきめ細かな意見のやり取りが欠かせないと、とてもいい勉強になりました。
10月15日の最終本会議に向けて「秘密保全法に反対する意見書」を準備中です。これも大変重要な案件です。小金井市議会からもしっかりと政府に対して意見を述べ、更に国民的な動きの牽引役になれればと思います。