市民が主役の自立したまちづくりには、市民と議員とが信頼関係を持ち、共通の目的意識で協働することが必要です。それには議員個人だけではなく、「議会という機関」が市民との相互理解を築く取り組みが必要になります。
議員が地域や議会で一生懸命活動しても、住民に対して分かりやすく説明していなければ存在感はありません。地域の政策課題を分かり易く示し、市民と共に解決していく場が必要です。そしてまた議会での議決以上に、議員同士の真剣勝負の討議が重要との指摘がありました。
小金井市議会では、提出した陳情に対して、市民が議会で発言できる陳述制度があります。しかし議会が地域に出向き、住民へ直接市政や議会の説明を行う「議会報告会」の制度はありません。すでに取り組んでいる自治体から、はじめは行政への不満が多く出るが、報告会を重ねるうちに、市民からの具体的な政策提案など前向きな意見が多くなるとの報告が印象的でした。
小金井市議会も、より開かれた議会にしていきたいと、具体的な希望が見えてきた思いです。