★緊急パブコメ:農薬の「登録」に公開性を!!

一般質問準備でネットを検索していたら、驚きのサイトを見つけました。以下出典はグリーンピース:http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/48350/

先ほどfacebookにアップしたら、早速農家のKさんからコメントが。

『脱農薬宣言したいけど、季節によっては使わざるを得ない環境。そのためにも安全性が必要。最も吸引してしまう農家だからこそ、農薬の登録には公開性を求める!!』

なるほどね!!真っ先に影響を受けるのは農業者。原発事故と同じだね。。。

是非、公開性、透明性を求めるパブコメを送りましょう!!

★農薬の「登録」のしくみの一部変更について、パブコメが募集されています。

締め切りは34日です。

日本では、農薬は農薬取締法のもとで「登録」されると、農薬として使えることになります。でも、「登録」を決める過程には、透明性や消費者の意見を反映する機会がないなど大きな問題があります。

   どういう問題があるの?

ミツバチの大量死の一因と言われているネオニコチノイド系農薬を例にとって考えてみると…。

ミツバチへの悪影響が問題となってヨーロッパでは規制が始まったのに、日本では使用がどんどん広がっているネオニコチノイド系農薬。

昨年末には、子どもの学習や記憶などの機能に関係する脳や神経の発達に悪影響があるかもしれないため、摂取量の基準を下げるべきという見解が欧州食品安全機関(EFSA)から発表出されました。

たくさん使うようになってしまった後から、こんな被害が出てきた、こんな影響があるかもしれない、ということがおきるのはおかしいと思いませんか?

ネオニコチノイド系農薬でいうと、この農薬の「登録」を決める前に:

ミツバチへの影響はあらかじめわかっていたのに、被害が出てしまいました

脳や神経の発達への悪影響(発達神経毒性)について充分な試験がされて、情報が提供されていたのか不明です

その農薬がなぜ必要なのか、厳しく検証されていません

また、後になって、農薬を使う量を増やす際にも理由や必要性が説明されていません

それでも「登録」され、使えるようになってしまったのです。

その原因の一つに、農薬の登録の制度では、「登録」が決まってしまう前に、その農薬のデータが公表されたり市民が意見を言えたりする機会が無い、という問題が挙げられます。

そして、一度決まってしまうと、後から問題が出てきても日本ではなかなか使用規制がかかりません。(ミツバチへの影響から、ヨーロッパでは規制が始まっているのに日本ではそれに逆行しているというのはその好例です)

★パブコメ事例:

・今回ネオニコチノイド系農薬で問題になっている発達神経毒性をはじめ毒性などについて充分な調査結果が提出されること(今は発達神経毒性は提出義務がありません)

・調査した情報がすべて公開されること

・公開された情報にもとづいて、市民が意見を言ったり(パブコメ)、専門家が公開で議論したりする機会があること

・特に、影響がでるかもしれないとわかった点については、本当に使っていいのか、被害を受ける可能性のある人たちをはじめ広く意見をきいたり、議論をしたりできること

・その農薬の必要性があるのか、農薬に代わるよい方法があるかどうかもきちんと検証されること