新型コロナ・特別定額給付金の申請・給付は個人単位で!①

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言を受け、これまで福祉の手が届ききれなかった弱い立場の方たちが、より一層の困窮や孤立化など、不安定で危険な状態に陥ているのではないかと懸念しています。

政府はようやく一人10万円の給付金を決定しましたが、申請も給付も世帯単位としています。

これについて、東京・生活者ネットワークの女性部会から、個人単位とすべきとの声明をHPにあげました。

また、都内の各自治体にも呼び掛けて、ジェンダーの視点でも、本当に必要な方に届く窓口体制の構築を、各自治体に求めています。

^^^^^^^^^東京ネットHPより^抜粋^^^^^^^^^

これまでもリーマンショック後の定額給付金や東日本大震災など災害後の支援金についても、世帯単位での支給により、世帯主が使い道を決定する権利があるごとく、世帯員が手にすることができなかったというようなトラブルも起きています。この背景には男性戸主という家父長制の名残がありジェンダー平等の視点からも是正する必要があります。また、現在は働き方が多様化し共働き世帯は、夫のみが働く世帯の約2倍と主流であり、世帯主が養うという考え方は現実とかけ離れています。受給権者は、本来世帯主ではなく、すべての個人であるべきです。

特別定額給付金――自治体は世帯主だけでなく個人に行き渡るための努力を!