★2度目の『香害について』~今回は『香害ポスター』も出来るか(^^♪~
第一定例会の一般質問。2度目となった『香害について』です。
今回の質問では、八王子ネットの一般質問によって、八王子消費者センターが香害ポスターを作ったとの情報が、大いに役立ちました。
前回昨年9月の質問では、保健福祉部長から『健康相談として、日常で保健センターの保健師が受ける電話相談などでは、症状に関する相談を受けたものはございませんでした』との答弁でした。
しかしこの問題を提起してくれた市民に詳しく聞いたところ、1年ほど前から健康課、また経済課の消費者相談室に相談を入れていた事が判明。市は彼女の体調に配慮し、下のお子さんは年中から保育園に入園できるような対応もされたそうです。上の子どもさんの通う小学校の授業参観はもちろん、運動会にも、子どもさんのアレルギー相談にも行けない状況も、学校はわかっているそうです。この様に、すでに行政には相談に行っていたにも関わらず、所管課だと言っていた担当部長が把握できていなかった現状は深刻な問題です。
『相談があったにも関わらず認識できていなかったことは、大変申し訳なかった。』と、保健福祉部長は、答弁の中で謝りました。しかし、『問題解決まで提示できなかったので、相談と認識していなかった。』との答弁や、なぜ保育園や子ども家庭支援センターなどでの相談状況を把握できなかったのか、という点では『個々の施設の利用目的に沿った利用であり、個々の状況についてお答えは致しかねる。』という理解しかねるもの。これはまさに縦割り行政の悪癖・弊害です。私は現場での対応は見ていないので、そこへは言及しませんが、化学物質過敏症への認識は行政全体で全く共有されていないと、改めて感じました。
だからこそ、啓発と予防策が必要です。自治体に出来る事は何かと問いました。
市民部長から、『消費者相談の事例は3件だった。全体での数は少ないが、状況は深刻と推察している。』『香の害を全庁的に共有するのは難しいが、だからこそ啓発は必要。他の自治体など参考にしながら、香のマナー、啓発に関する取り組みについては検討したい。』と、大変前向きな答弁がありました。相談者の訴えを、深刻なものだと共感的に受け止めた点が、とても嬉しかったです。気にし過ぎだと、どこでも言われてしまう事が、どれだけCS患者たちを苦しめているか。相談者の訴えに寄り添う対応を、更に求めていきます。
そして、八王子を参考にポスターも出来そうです。今後は実態調査を行って、国へも業界への指導や法規制を求める動きも作りたいと思います。